静岡県森町にある廃校
Google mapで検索してみると『〒437-0201 静岡県周智郡森町嵯塚』が住所として表示されます。
しかし、続く道を登れど周りの景色は変わらず、カーナビを見ても廃校の場所がよく分からない…。
私が初めて訪れた廃墟…自身の忘備録としてもここに書き記したいと思います。
森町立天方小学校嵯塚分校(S分校)とは
静岡県周智郡森町嵯塚の中塚集落にある小学校の廃墟。1890年に開校し1977年に休校、1990年に閉校となった。かなり有名な廃墟らしく、足を運ぶ人が多い。
森町立天方小学校嵯塚分校の行き方
とりあえずカーナビは『炭焼の杜 明ケ島キャンプ場』に設定しましょう。
住所は『静岡県掛川市炭焼33-2』
新東名「森・掛川IC」より車で約30分。
私は上記の非推奨ルートで行ってしまいましたが、本当にオススメしません。道は狭く、対向車が来たらどうしよう…。と考えながら進みました。落石が道路に転がっており、道の片側が崖…
一応車が通れる位の路肩が所々にありましたが一歩踏み間違えたら真っ逆さま……。
素直に推奨ルートで行きましょう。
推奨ルートを進むと左手に明ケ島キャンプ場が見えてきます。代わり映えない林道続きだったので一目で分かると思います。
その先に「通り抜けできません」といった注意書きがありましたが気にせず進みましょう。
そこから更に上へ上へ
また暫く進むと左手に案内板が見えてくる。
この案内板が見えてくるとあともう一息。
右手にログハウス。
それを超えて進むと見えてきました、1番の目印。
右手に廃車のカローラ。その廃車の後ろに1台分のスペースがあるのでそこに駐車しましょう。
そしてその廃車の反対側に階段がある。
この階段の先に中塚集落、もとい森町立天方小学校嵯塚分校がある。
中塚集落と森町立天方小学校嵯塚分校
「キッツ……」
道を進んで行くとこんな言葉が漏れてくるかもしれない。獣道…なんとなく道と分かる道を進んでも進んでも中塚集落はまだ見えない。
動きやすい服装、山道を登りやすい靴がいいかも。
階段を登ってから5分程度で中塚集落が見えてくる。
調べたところ、どうやら製茶工事跡の上に位置する右手の家は住んでいる人がいるらしい…
そちらではなく左へ、狭い小道を抜けると畑があります…踏まないように注意して山道を登ります。ジグザグの道でしたが兎に角、直感で上へ上へ…
昔の小学生はこんな大変な通学路で通学していたのか…息が上がって汗が止まらない…上を見上げても、木々の先には何も見えない。
廃校どこ…?ハアハア
道を遮る倒木を潜るとフェンスが見えてきた。
やっと着いた…天方小学校嵯塚分校に。
時が止まった空間
なんて綺麗な建物だろうか。一般的な廃墟は、落書きや窓ガラスが割れていて荒れているイメージがあった。しかし、ここの廃墟はとても綺麗で訪れた人達のマナーの良さが垣間見れる気がした。
取り残されたブランコ、すべり台、鉄棒などの遊具。校庭はなかなか広く脇には神社と、奥にとび箱が顔を覗かせた体育倉庫が。
校庭の真ん中から校舎を見渡してみる。
木漏れ日が差し込み、葉が「さわさわ」という音に耳を傾ける。当時の子供達はどんな笑顔と想いでこの校庭を駆けていたのだろうか——。
校舎の裏手にはタイヤの遊具、ビール瓶で作られた花壇の縁取り、水道。
廊下から見渡し、教室はA組、B組、職員室の3部屋。入り口から入れる部屋を入れれば4部屋かな?
教室の中に入ってみる。
まず残留物の保存状態に驚いた。
机、給食の食器、デッサン用の果物——学校の備品がとても綺麗に残っている。何とも心憎い演出だと思った事は、机の上に教科書が広げられていたこと…。
他の方の訪問記の写真を見てみても状態が全く違った状態だった。人の手が加えられているのだけれど確かにその場所はその当時のまま、時が止まった空間だった。
訪問ノートや黒板にはメッセージ
さいごに
初めて廃墟に訪問しましたが、とても満足しました。写真だけでは伝えきれない空気をぜひ皆さんにも感じて頂きたいです。
ではありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (1)
軽のスズキアルトでしょ。
baskerville
がしました