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鬼滅の刃26話 感想…『鬼滅の刃』の感想と言うよりカナヲの感想を書く。

自分で何も決められないから、コイントスで自分をどう動かすか決める少女、栗花落カナヲ……何事にも興味を示さない彼女が何故、炭治郎を好きになった…?
アニメと原作、両方から考えてみる。

栗花落カナヲ

幼少期は貧しい家に生まれ、両親から虐待を受けて育った(兄弟が何人かいたが、殆どが虐待による暴力で命を落とした模様)。
やがてその中で苦しみから逃れるために心を閉ざし(曰く『ある日ぷつんと音がして 何も辛くなくなった』)、親に売られ人買いに縄で連れ歩かされているところを胡蝶カナエ・しのぶ姉妹に保護されたが、その頃には自分の頭で考えて行動できなくなっていた。
当人曰く「全てがどうでもいいから何も決められない」ため言われないと何もできず、食事をするかどうかさえ自分で決められなかった。
そのため指示されていないことはカナエに貰った「表」「裏」と書かれた銅貨を投げて決めている。

引用:栗花落カナヲ (つゆりかなを)とは【ピクシブ百科事典】

 

 

栗花落カナヲの感想 ↓

 

胡蝶カナエの台詞

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結論から言うとアニメ マンガ、感じ方に大きな差はあるものの、どこからどう見てもカナヲは炭治郎のことが好きになった様にしか見えない。

しのぶとカナエと出会ったカナヲの回想…
原作の番外編(7巻)、アニメ25話で胡蝶カナエが発した台詞。

「いつか好きな男の子でもできたらカナヲだって変わるわよ」
そこで映し出されるのは竈門炭治郎…。
この場面が無ければ、「カナヲは炭治郎に恋に落ちた!!」なんて思わなかった。
それ位に後押しされるシーンでした。

 

マンガ(7巻のコイントス)

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 もしかしたら前述したカナエの台詞が無ければ、そうは思わなかったかもしれない。

「全部どうでもいいから」。というカナヲの心のバリアを少し溶かした様に見えた…でも、とてもじゃないけどカナヲが炭治郎のことが好きになった様には思えない。

炭治郎のことが、これから好きになるかもしれない。と、思わせる程度の淡白さだった。けれどその後の背後から話しかけられてズッこけたシーンから、炭治郎とのやり取りはカナヲが大きく動揺していたのが伝わってくる。

 

アニメ26話のコイントス

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まず最初にそのシーンを見入った最大の理由…ただカナヲが好きなだけではない。

炭治郎役の花江夏樹さんの無邪気に落としにくる演技(あれは男でも惚れる)と、カナヲ役の上田麗奈さんの動揺して声をうわずらせる演技……

 

原作で魅せたカナヲが炭治郎に心を開く。だけでは留まらない…!!

その声優さんの演技力に加えて、コイントスの音色が心地よく反響させる静寂さや、色合い綺麗な作画、動揺して振るえるカナヲの眼…そして何より演出。

最後の炭治郎がカナヲへ向けた、優しさ溢れるキラースマイル…

カメラがヒキから、一気にカナヲへ吸い寄せられる様にアップになる演出…ドアップになったカナヲの藤色の眼が煌く。 

 

この一連の流れを見て、カナヲは炭治郎のことが好き!!としか思えない。

いや、実際にはまだマンガもアニメも、カナヲの心を溶かし始めた段階なのかもしれないけれど、私自身が「好きだ!!!」と思いこみたい。

そんで早く炭治郎とカナヲは両思いになって欲しい。

 

さいごに

今更ながらに鬼滅の刃のアニメを視聴した。それから予告を観てマンガを読んだ。

こりゃあ人気出るワケですね(確信)

敵も味方も回想を交えて感情移入させて共感させる…残酷な奴でも、憎みきれない爽やかさと儚い悲しさが残る読み応え、アニメは演出と、声優さんたちの演技力で一度も目が離せません。

とりあえず無限列車の映画を早くやって欲しいのと、カナヲのフィギュアを発売して欲しい。3万まで出すので是非、よろしくお願いします……

 

では読んで頂き、ありがとうございました。